「薬物依然」と「薬が必要」の違い
「リタリン問題」で取り上げた記事のコメントをみていると、「薬物依然」と「薬が必要」の違いが分かってないなと思う発言が多かったので書いておきます。
うちのブログ読んでる人なんて少ないんでしょうけど(^_^;
まず、「薬物依存」てのは、処方以上に飲んでしまい、ないならないでどんなことをしてでも手に入れようとしてしまう状態、「薬が必要」はちゃんと処方どうりまたは、それより少ししか飲まず、次の通院時まで薬はなくなる事がない状態だと思います。
だから、「飲んでいないと自殺してしまいそうです」って言うのは本当に薬物依存なのかと言うと、一概にそうとは言えません。処方どうりに飲んでなんとか過ごしているなら違うと思います。
精神病だと分かりにくいと思うんで、別の例で。
たとえば、心臓病で発作を起こす人がいて、発作を起こさない為に常に薬を飲んでいたら、「薬物依存だ」と言うのでしょうか?
言わないでしょうね。世間一般はこういう分かり易い病気には理解がありますから。これは、「薬が必要」です。でも、発作の恐怖で薬を処方以上に飲んでしまっているのなら「薬物依存」になると思います。
精神病だって同じです。確かに飲みすぎは危険です。でも、それを飲む事で普通の生活を取り戻せた人たちに「依存症だ」と言うのは冷た過ぎやしませんか?
ちょっと話がずれちゃいますが、障害者でも、体の障害なら理解を求めやすいのですが、精神障害だとなかなか理解をして貰えません。私の弟は自閉症ですから、そい言う場面を何回も経験してきました。見えないもの、都合の悪いものには人は興味すら持とうとしませんからね。
世の中は、もっと心の病気に興味を示すべきです。自分がなってからでは遅いですよ。
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